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2008年02月02日(土) 03時00分

昨年4月にも袋に穴=天洋食品の業務用、2カ所に−人為的損傷の可能性時事通信

 中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、「天洋食品」(中国・河北省)が製造した業務用商品の包装袋でも昨年4月、微細な穴が開いていたことが1日、分かった。輸入した日本たばこ産業(JT)側は「製造現場で生じるのは考えにくい」としており、人為的なものだった可能性が浮上している。
 天洋食品の商品をめぐっては、兵庫県の親子3人に被害が出たギョーザの袋に、幅3ミリの穴があったことが判明。JTなどは2件の関連性について調べを進めている。
 JTによると、新たに損傷が確認されたのは、天洋食品が製造し、JT子会社の「ジェイティフーズ」が輸入した業務用冷凍食品「ポークピカタ(チーズ入り)60」。
 昨年4月20日、真空パックのはずの製品に空気が入っていたため、問屋がJT側に連絡。調べたところ、袋に直径0.2ミリの穴が2カ所見つかった。 

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