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2008年02月02日(土) 01時15分

「すべての点心、国内で製造」…横浜中華街が懸命アピール読売新聞

 中国製冷凍ギョーザで中毒が起きた問題で、横浜中華街(横浜市中区)の中華料理店では、「国内で製造しています」と安全を訴える張り紙が店頭に掲げられている。

 これまでも中国産野菜の農薬問題など、中国産品の安全性への不安が高まるたびに風評被害を受けており、店主らは「中国とは直接関係ないのに」と困惑している。

 中華料理店「聘珍樓(へいちんろう)」は先月30日夕、「ギョーザを含めて、すべての点心を国内で製造していて、原料仕入れ先の管理状況も点検しています」と文書を店頭に掲示。「萬珍楼」などの有名店も「天洋食品とかかわるものは一切使用していません」とする文書を張り出した。
 中国産冷凍ホウレンソウから基準を超える農薬が検出された2002年、中国産野菜の残留農薬が問題になった昨春など、イメージダウンから売り上げが落ちる店もあったという。中華街では昨年11月、風評被害対策として、複数の店が共同で国産の減農薬野菜を仕入れ始めたばかりだった。

 横浜中華街発展会協同組合副理事長の林康弘・聘珍樓社長は「中華街は冷凍ギョーザではなく、店で作ったものを出している。安心してほしい」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000004-yom-soci