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2008年02月02日(土) 07時51分

残留農薬で全戸に注意文書 長岡市産経新聞

 新潟県長岡市のJA越後さんとうが市内の小中学校の給食用に出荷したアスパラ菜から基準値の9倍の残留農薬が検出された問題で、長岡市は1日、長岡農業普及指導センター、市内4農協と連携して、農薬の適正使用を呼びかける注意文書の全農家配布を始めた。

 検出された残留農薬はジクロシメット(いもち病の防除薬剤)。ハウス栽培のアスパラ菜の栽培に使用されてはいなかったが、これより前の水稲の育苗で使用され、この残土がアスパラ菜を栽培した土壌に混じったのが原因と分かった。健康への心配はないという。

 基準値を超える残留農薬が検出されたのは先月25日。わずか1週間で注意文書の全農家配布を始めたのは産地イメージの悪化を防ぐのがねらい。5日までに2万枚を配布する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000020-san-l15