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2008年02月02日(土) 21時05分

「工場に安全上問題なし」 ギョーザ中毒で中国当局者東京新聞

 【石家荘(中国河北省)2日共同】中国製ギョーザによる中毒で、河北省の輸出食品の安全を管理する同省輸出入検査検疫局の程方局長は2日、石家荘市内で記者会見し、問題のギョーザを製造した「天洋食品」(同市)の工場の原料や生産過程に「安全上の問題は見つからなかった」と発表、工場は中毒の原因となった有機リン系殺虫剤「メタミドホス」は使用していなかったと述べた。

 現地当局が工場の生産段階で安全面での問題がないと断定したことで、ギョーザに殺虫剤が混入した手掛かりを依然つかめていないことが浮き彫りになった。現地警察当局は故意または過失による混入の可能性があるとみて捜査しているもようだ。

 天洋食品も同日、石家荘市内で中毒発覚後、初めて記者会見し、同社幹部は「極めて驚いている。日本の消費者にお見舞いを申し上げ、患者の早期回復を心から願う」と話した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008020201000506.html