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2008年02月02日(土) 15時02分

中国製ギョーザ中毒:相談82件、不安広がる 県、先月の男性発症を調査 /福井毎日新聞

 中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、ジェイティフーズ社が自主回収している冷凍ギョーザを食べた、福井市の20代男性が先月、発熱などの症状を訴えていたことが1日、県の調査で判明した。県はギョーザによる食中毒なのか調べている。
 県が同日開いた、対策を協議する庁内連絡会議で、食品安全・衛生課の担当者が報告した。男性は先月4日午前1時ごろ、同社の中国産「中華deごちそうひとくち餃子」を食べ、4時間後に37度の発熱や腹痛などの症状が出たが、1週間ほどで回復した。兵庫、千葉両県の事件で検出された有機リン系農薬による症状とは異なるという。
 また、県は1日午後3時現在の県内小売店66店の調査結果を公表。昨年10月以降、メーカーが自主回収する23品目計13万9725品が店頭に並べられ、3480品が回収された。県への相談は82件寄せられた。県は2、3両日午前8時半〜午後7時、同課や県内6健康福祉センターで相談に応じる。
 公明党県本部は同日、食中毒の対策に万全を期すよう県に申し入れた。【大久保陽一】

2月2日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000210-mailo-l18