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2008年02月02日(土) 15時02分

中国製ギョーザ中毒:健康被害、名張の夫婦も 1日現在、県内13人が届け出 /三重毎日新聞

 中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、県健康危機管理室は1日、名張市内の62歳男性と60歳女性の夫婦が、1月22日夜に中国の工場で製造された「中華deごちそう ひとくち餃子」を食べ、同23日朝に下痢とめまいの症状を訴えたと発表した。食中毒との因果関係は不明だが、県は残されたギョーザの検査を始めた。2人とも病院には行かず、既に回復したという。【傳田賢史、金森崇之】
 ◇因果関係、県が検査開始
 この日、四日市や桑名市内でも症状があったと訴える人が相次ぎ、同室の同日午後5時現在のまとめでは、県内で届け出があったのは計13人になった。
 ◇大手百貨店やスーパーなど、食品撤去相次ぐ
 今回の問題では、県内のスーパーや百貨店で問題の冷凍食品の撤去が行われている。このうち名張市桔梗が丘1の近鉄百貨店桔梗が丘店では、先月31日の開店前に「中国産」の表示のある冷凍食品17種類と、輸入元の「ジェイティフーズ」の商品を産地に関係なく、すべて撤去した。
 同店は「お客様の安全を第一に考えた」と話しており、自主回収対象商品の返金にも応じているという。
〔伊賀版〕

2月2日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000214-mailo-l24