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2008年02月01日(金) 00時00分

学校給食でもJTF商品読売新聞

県内の小中学校と幼稚園で

 「ジェイティフーズ」(JTF)が回収対象にした商品が県内6市町村の18小学校、8中学校、3幼稚園の給食で提供されていたことが、読売新聞のまとめでわかった。健康被害の情報はないが、今後、中国産の食材を避けるなどの緊急対応を取る教育委員会も出ている。

 大館市では、1月23日には「柔らかく煮込んだロールキャベツ(トマト味)」500食が2小学校と1中学校で、昨年10月18日には小学校1校で「豚肉と三色野菜の包み巻き」380食が出された。同市教委は31日、自主回収の対象になった商品は今後使わないことを決めたが、担当者は「中国産食材を敬遠すれば、原材料高騰の影響もあり、給食費を値上げせざるをえない」と頭を抱える。

 大仙市では、アレルギーのある児童1人に対し、昨年5月〜1月30日まで、「お弁当大人気!豚肉のごぼう巻き」と「お弁当大人気!豚肉の3色野菜巻き」を通常の献立の代替食として、計6回出していた。また、別の2小学校と1中学校、2幼稚園では昨年9月、「ポークピカタ(チーズ入り)」を750食出していた。同市教委の担当者は、「今後は、中国産をなるべく避けて対応していくことになる」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20080131-OYT8T00781.htm