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2008年02月01日(金) 18時23分

グーグル、成長鈍化 ヤフーは減益続きリストラ着手へ朝日新聞

 主な米IT大手の07年10〜12月期決算が31日出そろった。インターネット検索の最大手グーグルは増益を確保したものの成長は鈍化。競合するヤフーは減益が続き、リストラに着手する。一方、ソフトウエア最大手のマイクロソフトは基本ソフト(OS)「ウィンドウズ・ビスタ」効果で大幅増益になった。

 グーグルは売上高が前年同期比51%増の48億ドル(約5100億円)、当期利益が同17%増の12億ドル(約1280億円)。ネット広告収入は堅調だが、2〜3倍の増益を続けていたかつての勢いは衰え、事前の市場予想も下回った。

 これに対し、ヤフーは売上高が同8%増の18億ドル(約1950億円)と増収を確保したが、経費が増えた影響で当期利益は同23%減の2億ドル(約220億円)にとどまった。従業員の約7%にあたる1000人を削減して収益力強化を目指すが、グーグルの背中は遠のいている。

 一方、マイクロソフトはビスタなどの販売が好調で、売上高は同30%増の163億ドル(約1兆7350億円)、当期利益は同79%増の47億ドル(約5000億円)だった。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/business/update/0201/TKY200802010276.html