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2008年02月01日(金) 10時01分

広島などでギョーザ被害7人中国新聞

 中国地方では広島、岡山の両県で、有機リン系殺虫剤が検出されたのと同じ中国製ギョーザを食べたという7人が腹痛や嘔吐(おうと)などの症状を訴えて31日、各保健所に届け出た。広島県食品衛生室によると、三原市の家族5人が24日、「中華deごちそう ひとくち餃子」を食べ、父親を除く母と子どもの4人が腹痛や下痢などを訴えた。現在は回復している。商品を売ったスーパーが家族に連絡し、尾三地域保健所に届け出があった。

 県は、店から同じ商品を持ち帰り、広島市南区の県立総合技術研究所保健環境センターで調べている。センターでは、広島県内の取扱店から提供を受けた「ひとくち餃子」を含むジェイティフーズによる自主回収対象の6商品8検体の検査を急いでいる。

 岡山県健康福祉部によると、3人が嘔吐などの症状を訴えて保健所に連絡してきた。井笠保健所管内の60代と50代の女性、倉敷市内の60代の男性。いずれも「C0・OP手作り餃子」を食べたという。このうち、50代の女性は、当該商品を食べていた昨年9月下旬から足のむくみなどの症状が出て、通院中という。60代の男性は1月中旬ごろに食べた後、2回ほど下痢になった。3人とも千葉や兵庫の被害者のような激しい症状ではなく現在は軽快しているが、県は原因を調べている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200802010132.html