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2008年02月01日(金) 14時05分

中国製ギョーザによる中毒症状訴え500人超えるスポーツ報知

 中国製ギョーザによる中毒で、中国・河北省の「天洋食品」が製造した回収対象のギョーザなどを食べ、吐き気や腹痛といった症状が出たと保健所などに訴え出ている人が1日午後零時半の共同通信の集計で、35都道府県の535人に上ることが分かった。

 人数は1月31日の集計よりも51人増えた。薬物中毒が明らかになっている10人を加えると、これまでに健康被害を訴えた人は計545人に上った。宮城、山梨、徳島の3県で健康被害を訴えていた人は、その後の調査で無関係と判明した。

 不調を訴えた人の中には、回収対象の食品を食べたのかはっきりしない例や有機リン系の中毒とは異なるケースもあり、各自治体や保健所などは個々の状況や因果関係を調べ精査している。

 北海道では1日、さらに7人が被害を訴えた。砂川市内の女性2人が回収対象のギョーザを食べた後、下痢や腹痛の症状が出た。徳島県は31日、健康被害9人としていたが、その後の調査で9人全員が、食べた食品が回収対象ではなかったり、有機リン系の中毒ではないことが判明したためゼロに修正した。山梨県の2人、宮城県の5人も無関係と分かった。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080201-OHT1T00185.htm