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2008年02月01日(金) 00時16分

マルハ、日本ハム、伊藤ハム、日本食研も自主回収…レトルト牛丼や豚バラぐしスポーツ報知

 中国製ギョーザによる中毒で、国内の食品会社が中国の「天洋食品」で製造された原料を使った商品などを自主回収する動きが31日になって拡大。マルハや日本ハム、伊藤ハム、日本食研(愛媛県今治市)、カネテツデリカフーズ(神戸市)、紀文食品などが相次いで回収に乗り出した。

 いずれも健康被害は確認されていないが、各社は「食の安全性を確保するため念のため回収する」などと説明している。

 マルハが回収するのは「金のどんぶり お手軽一品!牛丼 110g」と「金のどんぶり 牛たま丼 180g」。日本ハムは、天洋食品で製造された業務用ソーセージと豚バラぐし、伊藤ハムは業務用の冷凍牛すじを回収する。

 日本食研が回収するのは業務用商品「アスパラベーコン巻」。首都圏から中部のスーパーや外食企業など91社に昨年11月から卸し、約112・(2万2400個)を販売していた。

 カネテツは「牛すじ串(赤身)6串」「赤身 牛すじ肉5串」など4商品を回収。いずれもトレーにラップを掛けた状態で、九州を除く東海地方以西で1月中旬から販売し、賞味期限は2月5日まで。販売数は1万2155パック。紀文食品は「じっくり煮込んだ牛すじ」など二商品を回収する。

 また仙台市の食材卸会社アオキは、商社経由で購入した牛タンのうち、宮城県内の土産物店などに卸したスモーク牛タン約1トン分を回収。ジオラ(仙台市)もサークルKサンクスなどに卸している牛タン製品を回収する。

 加ト吉は回収対象に業務用の「豚ロースと白ねぎ串カツ」など2商品を追加、計20商品となった。

 マルハの問い合わせ先はフリーダイヤル(0120)170811。伊藤ハムは同(0120)011186。カネテツは同(0120)227379。紀文食品は同(0120)012778。ジオラは同(0120)041163。アオキは022(284)6101。日本ハムや日本食研は取引先と個別に連絡を取り対応するとしている。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080131-OHT1T00148.htm