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2008年02月01日(金) 22時03分

ギョーザの皮にも殺虫剤 兵庫でも付着の疑い東京新聞

 中国製ギョーザによる中毒で、千葉県市川市の家族5人が食べ中毒被害に遭った「CO・OP手作り餃子」について、パッケージの内側に付着していたギョーザの皮か粉が固まったとみられる小片から、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出されていたことが1日、千葉県警の調べで分かった。

 同じ中国の天洋食品が製造した「中華deごちそうひとくち餃子」を食べた兵庫県高砂市の自営業者宅のギョーザの皮にも、メタミドホスが付着していた疑いが浮上。パッケージには3ミリ大の穴が1つ開いていた。

 警察庁は1本の棒を意図的に刺した場合と、何らかの原因で誤って穴が開いた場合の両方の可能性があるとみている。市川市のパッケージに穴は開いていなかった。

 調べでは、殺虫剤が検出された市川市の小片は米粒半分ほどで、皮の切れ端か打ち粉が固まったとみられる。千葉県警は殺虫剤がギョーザそのものに付いていたか、パッケージからギョーザ本体に移って付着したかは不明としている。

 高砂市ではギョーザのパッケージを捨てたごみ箱内で、別の食材の袋の表面からメタミドホスとみられる成分を検出した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008020101000832.html