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2008年02月01日(金) 17時07分

保健所に中毒症状届けず ギョーザ被害、千葉の病院東京新聞

 中国製ギョーザによる中毒で、千葉市稲毛区の無職の女性(36)が昨年末に搬送された市立青葉病院の医師が「食中毒の疑いがある」と診断しながら、食品衛生法に基づく保健所への届け出をしていなかったことが1日、分かった。

 青葉病院によると、女性は昨年12月28日、中国製冷凍ギョーザを食べた後吐き気と腹痛を訴え、同日午後10時ごろ、搬送された。

 担当した医師は血液検査の結果、「急性胃腸炎か食中毒の疑いがある」と診断。入院させ、女性は翌29日に退院した。

 病院側は「届け出義務があることは知っていたが、食中毒が疑われる患者は1日数十人いるため、症状の軽重によって届けるか決めていた。女性の場合は比較的軽かったため、届けなかった」としている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008020101000496.html