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2008年02月01日(金) 07時27分

中部は48人が健康被害訴え ギョーザ中毒東京新聞

 中部地方では、中国製冷凍ギョーザを食べた後に腹痛や吐き気など何らかの健康被害を保健所などに訴える届け出が中日新聞の調べで、31日夜までに48人に上った。各自治体は、残された商品などから原因を調べている。

 岐阜県では、ドラッグストアやスーパーでジェイティフーズの「中華deごちそう ひとくち餃子」を購入して食べた5人から症状の届け出があった。可児市の自営業男性(35)は多治見市のドラッグストアで買って食べた翌日の1月20日、下痢の症状が出て22日まで続いたという。また関市の女性会社員(22)はギョーザを小分けにして食べ15日と17日に下痢や腹痛の症状が出た。

 愛知県では30人が症状を訴えた。岡崎市では「ひとくち餃子」を昨年8月ごろに食べた女性(67)と市内の生協で購入した「CO・OP手作り餃子」を1月中旬に食べた男性(62)が吐き気や下痢に。1月21日に「ひとくち餃子」を食べた稲沢市の男性(32)は、その日のうちに下痢となり症状が残っている。

 滋賀県では大津市内の男性(31)とその妻(31)を含め6人が下痢や嘔吐(おうと)などを訴えた。三重県では四日市市の夫婦や会社員男性など4人からめまいや頭痛、手足のしびれなどの届け出。また長野県でも3人から「下痢になった」「ものが二重に見えるようになった」との訴えがあった。

(中日新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008020190072006.html