記事登録
2008年02月01日(金) 00時31分

昨年夏、輸入元に苦情2件 兵庫の中毒と同一商品東京新聞

 中国製ギョーザの中毒で、輸入したジェイティフーズ側に昨年6月と同8月、ギョーザを食べた人から健康被害を訴える苦情が寄せられていたことが31日、東京都などの調査で分かった。兵庫県高砂市で3人が食べて中毒を起こしたのと同じ商品だが、製造時期は違うという。

 都は「同社から受けた情報はこの2例だけ。有機リン系の中毒ほど症状は重くなく、因果関係も明確でないため、兵庫県や千葉県のケースとは違うと考えている」としている。

 都によると、昨年6月の苦情は販売店に「体調不良になった」と電話があったが直後に切れて追跡調査は不能となった。

 2件目の同8月のケースは居酒屋からで「味がおかしく吐いた。下痢もしている」と訴えがあった。同社側が残品や調理品を入手し、味見と微生物検査をしたが異常はなかったという。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008013101001061.html