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2008年02月01日(金) 22時13分

首相主導の推進本部設置 消費者行政の一元化で東京新聞

 福田康夫首相は1日夜、消費者行政を一元化する組織の在り方を検討するため有識者らでつくる「消費者行政推進本部」を来週にも官邸に設置する方針を明らかにした。これまで半年間としてきた検討期間を短縮し、早期に具体像の結論を得たい考えも示した。本部長は首相が務め、関係閣僚も参加する方向だ。

 中国製ギョーザによる中毒の発生を踏まえ、内閣が看板に掲げる「生活者・消費者重視」の取り組み姿勢をアピールするためにも、首相主導で検討を急ぐ必要があると判断した。

 首相は官邸で記者団に、中国製ギョーザによる中毒に関して「(被害が広がった)原因の一つに情報が正確に迅速に伝わらなかった問題があり、そのために被害が拡大した可能性があるかもしれない」と述べ、行政見直しの必要性を強調。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008020101000893.html