【上海1日共同】中国浙江省で鍋料理を食べた6人が腹痛や嘔吐、けいれんなどを訴えて病院に運ばれ、有機リン系農薬による中毒と診断されていたことが1日までに分かった。4人が重症、2人が軽症という。地元紙の電子版が報じた。
報道によると、浙江省嘉興市で2家族の計9人が1月27日、一緒に鍋料理を食べている際、14−84歳の6人が中毒を起こした。鍋には肉団子や白菜が入っていたが、白菜は自分の畑で栽培したもので、昨年夏に有機リン系の殺虫剤「メタミドホス」を使用していた。
これまでも白菜を食べていたが、特に問題は起きていなかったという。
中国では昨年1月からメタミドホスの使用が禁止されているが、徹底されておらず、今年1月11日には広東省でスープ料理を食べた4人がメタミドホスによるとみられる中毒症状を起こしている。