記事登録
2008年02月01日(金) 22時06分

自民が緊急対策本部設置 ギョーザ薬物中毒事件で朝日新聞

 自民党は1日、中国製ギョーザによる薬物中毒事件を受けて「輸入食品の安全性に関する緊急対策本部」(本部長・谷垣禎一政調会長)を発足させた。約50人が出席し、「原因究明が進まない。再発防止のために日中で政党間協議をすべきだ」などの注文が続いた。

 党消費者問題調査会長の野田聖子元郵政相は中国の工場の衛生状態やチェック体制の悪さを指摘したうえで「危険情報の周知や安全確保策を強化すべきだ」と訴えた。ただ、「中国の製品は全部悪いというイメージをつくるのはよくない。正しく伝える必要がある」との慎重意見も出た。

 谷垣本部長ら対策本部メンバーは終了後、福田首相を訪ね、「疑われる食品の回収徹底」など議論を踏まえた7項目の要望書を手渡し政府に速やかな対応を求めた。

 公明党も同日、薬物中毒問題への対応を協議。「再発防止に万全を期す」「必要に応じ、日本の技術や知見の提供を行うこと」などの要望書を福田首相に提出した。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/politics/update/0201/TKY200802010375.html