中国製の冷凍ギョーザによる中毒事件で、ギョーザの輸入を代行した双日食料の小林久男・品質保証室長と宮部敏明・双日中国有限公司食料部長が１日午前、製造元の天洋食品廠公司の工場に入った。小林氏は訪問に先立ち、「まず工場の責任者に会い、状況を確認したい。原因を究明して、皆さんに安全、安心な物をお届けできるよう努めてまいりたい」と語った。
天洋食品の工場に視察に訪れ、報道陣の質問に答える双日食料の小林久男・品質保証室長（右）と双日中国有限公司の宮部敏明・食料部長。敷地内には遠巻きに様子を見る関係者の姿が見られた＝１日午前８時５７分、中国河北省石家荘市で
小林氏らは１月３１日、すでに現地入りしたジェイティフーズの関係者から、中国当局とも協力して製造記録の調査を進めている、などと説明を受けたという。
また、宮部氏によると、冷凍ギョーザはこの工場で素材から製品までを一括して生産しており、９６年から取引を行っているという。検出された農薬が工場内に存在していたかどうかについては、「調査中」と答えた。 アサヒ・コムトップへ
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