2008年02月01日(金) 18時01分

中国製ギョーザ中毒：撤去、回収、調査も　５市、給食に天洋食品他製品　／大分（毎日新聞）

　中国・天洋食品製の冷凍ギョーザ中毒事件で県内でも３１日、回収対象商品を扱っていたスーパーなどが商品撤去などに追われた。一方、保健所は卸売業者を立ち入り調査し、自主回収を呼びかけた。【梅山崇、小畑英介】
　共同購入や店頭で「ＣＯ・ＯＰ手作り餃子」など３種類を計約１万５０００袋販売した「コープおおいた」は、昨年１月以降に購入した組合員約１万４５００人に電話連絡し、大分、津久見両市の２店で回収協力を呼びかける放送を流した。県内５３店舗で「中華ｄｅごちそう　ひとくち餃子」など４種類を販売したマルショクは、おわびや回収を知らせる文を店内に掲示。輸入元のジェイティフーズの冷凍食品販売は当面見合わせる。
　この日、ジェ社の商品を扱う１７の卸売業者を各保健所が立ち入り調査。大分市大道町の業者では、保健所職員が冷凍庫内の在庫を確認し自主回収の徹底を求めた。
　一方、県内の学校給食では今年度、問題のギョーザを使った例は確認されていない。天洋食品製の冷凍食品は５市で使われていたが、健康被害はないという。納入元は県学校給食会、大給、大分食品物産の３社でシェア９９％以上。
　大給は、ミルフィーユポークカツを昨年６月１日に大分市立寒田小に納入。豚肉ふんわり包みは、別府市立緑丘小（昨年９月５日）▽臼杵市野津学校給食センター（同年１０月１日、今年１月１７日）▽中津市耶馬渓共同調理場（昨年１０月２日と１２月２日）▽中津市三光共同調理場（同年１２月３日）——に卸した。大分食品物産は、昨年５月１日に国東市の安岐学校給食共同調理場に「柔らかく煮込んだロールキャベツ（トマト味）」を卸した。

２月１日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000301-mailo-l44