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2008年02月01日(金) 17時01分

中国製ギョーザ中毒:拡大の様相、不安広がる 相談窓口に100件超える電話 /京都毎日新聞

 ◇府、京都市の相談窓口に
 拡大の様相を見せる中国製冷凍ギョーザによる中毒事件は31日、府内にも波及した。府と京都市が設けた相談窓口へは100件を超える電話が寄せられ、市教委は問題の商品を輸入した「ジェイティフーズ」の国産製品を給食メニューから除外。また、同社の輸入製品を食べた宇治市内の2家族5人や伏見区の男性が異常を訴えていたことも明らかになり、不安が広がった。【藤田文亮、朝日弘行、椋田佳代、新宮達】
 京都市は同日午前、食品衛生法に基づき南区のスーパーなど175カ所に保健所職員を派遣、問題のギョーザなどが置かれたままになっていないか売り場を見て回った。
 市は市内の11保健所と生活衛生課(075・222・3433)に相談電話を設置し、当初静観していた府も急きょ生活衛生室(075・414・4759)と7保健所で相談を受け付けた。「中国から輸入した冷凍食品をどうすればよいか」「以前に問題の製品を食べたが大丈夫か」などの声が寄せられた。
 中毒らしき症状が出たとの情報もあった。府によると、1月10日に「ひとくち餃子」を一緒に食べた宇治市の2家族5人が下痢を発症。京都市では30日に伏見区の男性(24)、31日に右京区の男性(74)が同社の製品を食べてから体調不良になったと訴えた。
 京都生協では、中毒が出た製品は扱っていなかったが、3店舗でジェイ社の製品を撤去し、購入が判明した客に電話や店頭掲示で注意と回収を呼び掛けた。

2月1日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000231-mailo-l26