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2008年02月01日(金) 17時01分

中国製ギョーザ中毒:給食に対象食品 鯖江の2中学、発症報告なし /福井毎日新聞

 全国各地で相次ぐ中国製冷凍ギョーザによる中毒被害で、県教委は31日、鯖江市立の鯖江中と中央中の2校が先月17日、ジェイティフーズ社の自主回収対象となった業務用の「豚肉と三色野菜の包み巻き」を給食で提供したことを明らかにした。生徒と教師計約1600人が食べたとみられるが、発症の報告はない。【大久保陽一】
 また、県は、県内の主な小売店66店の調査結果を公表。昨年10月以降、メーカーが自主回収する13品目計2万4287品が店頭に並べられ、同日午後4時現在で2706品が回収された。県食品安全・衛生課は「今のところ健康被害の報告は受けていないが、対象商品を食べないでほしい」と、呼び掛けている。
 ◇小売店回収急ぐ
 県内の小売店では31日、関連する商品の回収など対応に追われた。
 県内で8店舗の小売店を経営する「PLANT」(本社・坂井市)は昨年12月21日〜今年1月29日、▽坂井▽清水▽上中▽ジョイフルストアーみった春江——の各店で、メーカーから回収指示の出ている2商品計252個を販売していたことが分かっている。うち、坂井店では31日までに店頭に並んでいた5商品計167個を回収。冷凍食品のコーナーに該当商品を食べないよう促す張り紙を張り買い物客に注意を呼びかけた。
 同店の布谷祐幸・食品主任(49)は「売れ筋商品が回収対象になっているので被害が心配だ」と話した。【松井聡】

2月1日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000258-mailo-l18