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2008年02月01日(金) 16時01分

「メタミドホス」輸出管理を強化=農薬5種類、年内に全面禁止−中国時事通信

 【北京1日時事】中国政府は1日付で、「メタミドホス」など5種類の有機リン系農薬について、輸出の際に新たに国家環境保護総局の許可を必要とする管理強化策を導入した。「メタミドホス」は日本で発生した中国製冷凍ギョーザ中毒問題の原因薬物だが、この問題と関連している可能性もある。
 中国は今年1月9日付で、5種類の農薬の国内向け生産と流通、使用を禁止した。輸出については、同8日以前の契約分は有効としたが、既に契約した分の輸出向け生産は今年末までに限定した。製品・食品の安全確保に対する積極姿勢を示す狙いとみられる。
 中国は2004年以降、これら5種類の農薬の農業用の生産、使用を段階的に制限したが、安価で殺虫効果が高いため、稲作などに広く使用された。 

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