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2008年02月01日(金) 14時00分

中国製ギョーザ中毒:昨年10月にトルエン検出、保健所に連絡せず /福島毎日新聞

 ◇県「違った対応ができた」
 コープあいづ(喜多方市)が販売した「CO・OP手作り餃子」から昨年10月、トルエンなどの有毒物質が検出されていた問題で、県食品安全グループは31日の会見で「保健所に連絡をもらえれば違った対応ができた。迅速に対応してほしかった」と指摘した。
 同生協は検査結果が出た直後に店頭販売を取りやめたが、「どこで有害物質が付着したか分からず、原因不明」として保健所などに連絡していなかった。また「連携の不備」から、同商品の宅配販売は継続していた。
 同生協の依頼を受け商品を検査した日本生協連は31日、「製造記録の確認やサンプル検査をしたが異常は見つからず、物流の過程で何らかの要因で付着したと判断した。食品衛生法に違反しないと判断し、他の生協などに周知しなかった」と話した。一方、コープあいづの荒井信夫専務理事は30日、「当初は深刻にとらえておらず、見通しが甘かった」と語った。

2月1日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000154-mailo-l07