記事登録
2008年02月01日(金) 13時27分

<中国製ギョーザ>パッケージに穴…兵庫の中毒毎日新聞

 兵庫県高砂市で1月、中国製冷凍ギョーザを食べた親子3人が中毒になった事件で、ギョーザのパッケージに小さな穴があいていたことが兵庫県警の調べで分かった。捜査当局は人為的に穴があけられ有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が注入された可能性があるとみて、殺人未遂容疑も視野に捜査を始めた。県警は、中国での製造段階か国内の流通過程であけられたのかは不明としている。

【特集】 中国製ギョーザ中毒事件

 調べでは、穴が見つかったのは「中華deごちそう ひとくち餃子20個入り(260グラム)」。県警科学捜査研究所がパッケージを詳しく調べたところ、袋の側面に縦1ミリ、横3ミリの針状のもので突き刺したような跡があった。穴はトレーにも達していた。パッケージ内と被害者の胃の洗浄液からは既にメタミドホスが検出されている。

 県警はパッケージ内にメタミドホスが混入した経緯を捜査している。

【関連記事】 回収ギョーザの写真一覧
【関連記事】 製造元の天洋食品、昨年には牛肉に金属粉
【関連記事】 天洋食品、労働争議で不評 工場周辺緊張
【関連記事】 中国「サンプルから農薬確認されず」
【関連記事】 中国製ギョーザ:千葉の病院が中毒の届け出怠る

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000047-mai-soci