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2008年02月01日(金) 12時31分

給食で31校が使用=「天洋」製品、健康被害なし−文科省時事通信

 中国製冷凍ギョーザによる中毒問題で、ジェイティフーズが輸入した天洋食品製の食材を給食に使用していた学校が、幼稚園を含め、これまでに計31校あることが1日、分かった。渡海紀三朗文部科学相が閣議後の記者会見で明らかにした。使用が判明したのは茨城、神奈川、山口の3県で、いずれも健康被害は確認されていない。
 文科省は全国の都道府県教委などに対し、同社製品について過去3カ月の使用実績と健康被害の有無を4日までに報告するよう求めている。まだ全容把握に至っておらず、今後、使用した学校数が増える可能性が高い。
 今回判明した学校数の内訳は、茨城が幼稚園1、小学校10、中学校3。神奈川が小学校10。山口で小学校6、中学校1。
 同省は都道府県教委ルートとは別に、全国学校給食会連合会を通じた調査も行った。それによると、栃木と千葉の2県の学校給食会で天洋食品製品の納入実績があることが判明。同社製品を含め、中国製冷凍食品を使用していたのは27府県だった。いずれも健康被害の報告はないという。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000065-jij-soci