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2008年02月01日(金) 12時02分

中国製ギョーザ中毒:県内被害者、12家族14人 対象食品食べ下痢など /青森毎日新聞

 ◇コープあおもり調査
 中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、ジェイティフーズ(東京都品川区)が自主回収に乗り出した食品を食べて下痢などの中毒症状が出た県内被害者(31日午後5時現在)は、県の調べで3家族7人、コープあおもり(青森市)の調査では12家族14人にのぼった。県やコープは引き続き、対象食品を食べないよう組合員らに呼びかけている。
 県が把握する7人は、ジェイティフーズの自主回収対象23品のいずれかを食べていた。うち1人は31日段階で症状が残っているものの、快方に向かっているという。
 一方、コープは県内各支部職員が組合員宅に電話をかけて中毒症状の有無を確認した。症状が出たと答えた人の内訳は▽むつ市1家族1人▽弘前市3家族3人▽青森市1家族3人▽五所川原市4家族4人▽三沢市1家族1人▽平内町1家族1人▽外ケ浜町1家族1人。いずれも、ジェイティフーズが輸入してコープが組合員の共同購入向けに戸別販売した「手作り餃子(ギョーザ)」と「本場中国肉餃子」を食べたとみられるという。
 県内小売店の店頭からは、食品会社が自主回収を決めた食品が次々に撤去された。青森市のスーパーに買い物に来ていた30代の主婦は「中国産野菜を避けたいと思うが、加工品に交ざってしまっていれば、中国産かどうかがは分からない。どうすればいいのか……」と顔をしかめていた。

2月1日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000093-mailo-l02