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2008年02月01日(金) 11時31分

海・空自も調達、被害なし=冷凍食品回収へ−防衛相時事通信

 石破茂防衛相は1日午前の閣議後の記者会見で、中国製冷凍ギョーザによる中毒問題を受け、日本たばこ産業(JT)の子会社が回収を決めた冷凍食品について、海上、航空の両自衛隊が隊員の食事用に調達し、使用していたことを明らかにした。石破氏は「中毒等の異常は発生していないが、とにかく食べてはいけない。回収する」と語った。
 石破氏によると、海自では鹿屋航空基地隊(鹿児島県)で「ミルフィーユカツ50」を調達し、まだ45個の在庫がある。空自は4基地で「ミルフィーユポークカツ」などを調達したが、既に在庫はない。陸自は調査を続けている。
 石破氏は「自衛官は確かに頑健だが、極めて毒性の高いものについては、すべての国民はみんな一緒だ」と述べ、隊員の食の安全に万全を期す考えを示した。 

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