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2008年02月01日(金) 11時28分

過去にもあったメタミドホス中毒 中国「憶測は不可」サーチナ・中国情報局

 中国製ギョーザによる中毒事件で原因物質とみられる有機リン系殺虫剤のメタミドホスで、中国では2003年12月にも同物質を原因とする食中毒事件が発生していた。東方新報が伝えた。

 事件は湖南省衡陽市の中南科技財計管理学院の食堂で起こった。ビーフンを食べた生徒ら67人が吐き気やめまいなどを訴え、警察の調べで食堂を経営する男がメタミドホスを混入させたことが判明した。動機について男は「けんかをしてむしゃくしゃしていた」と供述した。

 一方、1月31日付中国新聞社によると、国家品質検査検疫総局(質検総局)の広報担当者は同日の会見で、記者から「今回の事件は投毒が原因ではないか」と質問された際に「無責任な憶測は出来ない」と語った。(編集担当:菅原大輔)

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