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2008年02月01日(金) 11時15分

<中国製ギョーザ>ジェイティの冷凍食品、自衛隊でも給食に毎日新聞

 中国製冷凍ギョーザ中毒事件に関し、1日午前の閣議後の記者会見で閣僚から発言が相次いだ。

 石破茂防衛相は会見で、回収指定された「ジェイティフーズ」の冷凍食品を入間基地(埼玉)、小牧基地(愛知)、鹿屋基地(鹿児島)など計5基地で給食に使っていたことを明らかにした。「業務用ミルフィーユカツ50」「業務用ミルフィーユポークカツ」「ロールキャベツ」の3種類を使っていたが健康被害は今のところないという。石破氏は「自衛官は確かに頑健だが、極めて毒性の高いものについては、すべての国民は皆一緒だ」と述べた。

 高村正彦外相は会見で、中毒事件が日中関係に与える影響について「食の安全は国民の関心が非常に高い」と指摘し、「悪い影響が出てくるかもしれない」と懸念を示した。

 その上で「両国政府が原因究明と再発防止に向けた協力態勢をとれれば、悪い影響は最小限に抑えられる」と述べ、捜査協力など、必要な対応を積極的に進める考えを強調。

 大田弘子経済財政担当相は、事件が国内経済に与える影響について「消費全体が冷えるということはなく、該当するものを買わないということなので、効果は限定的だろう」との見方を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000027-mai-pol