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2008年02月01日(金) 11時00分

中国製ギョーザ中毒:県内29人被害訴え 家庭の該当製品「保健所に連絡を」 /茨城毎日新聞

 中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、県食の安全対策室は31日、問題となったギョーザを食べて下痢や腹痛などの症状を訴えたのは21家族29人と発表した。いずれも軽症という。同日午後5時までに県内12カ所ある保健所などへの相談は、健康被害相談が20件、商品確認や検査依頼が14件寄せられている。
 県食の安全対策室によると、県内では問題となっているギョーザと同じ製造年月日を扱った例は見付かっていない。症状を訴えた家庭に残っていたギョーザは、水戸の衛生研究所で農薬成分のメタミドホスが検出されるか調べているという。
 同室の担当者は「該当のギョーザは既に店頭から撤去されているが、家庭にある場合は最寄りの保健所に連絡してほしい」と呼び掛けている。
 また、県は学校や福祉施設などの給食で問題となったギョーザを製造した「天洋食品」の食品を使っていないか確認を急いでいる。【立上修】

2月1日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000007-mailo-l08