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2008年02月01日(金) 07時51分

中国製ギョーザで8人が食中毒産経新聞

 中国製ギョーザを食べた男女が食中毒症状を訴えた問題で、群馬県は31日、8人が下痢や吐き気などの食中毒症状を訴えたと発表した。残品を回収し、県食品安全検査センターで原因物質となったメタミドホスの有無などを調査している。また、82店舗でJTの子会社「ジェイティフーズ」が自主回収商品とした23商品の一部を取り扱っていた。

 県食品監視課によると、健康被害を訴えているのは、前橋市内の40歳代の夫婦と、太田市の30歳代の男性。夫婦は1月中旬、前橋市上細井町の「コープ細井店」で購入した「CO・OP手作り餃子(ぎようざ)」を食べた後、下痢などを訴えた。男性は1月27日、太田市新井町の「コープ新井店」で購入した同商品を食べ、28日に症状が出たという。高崎市でも、2家族5人が被害を訴えた。

 県の調査によると、原因食品となった手作り餃子は、県内20店舗で扱っていた。「中華deごちそうひとくち餃子」も、大型スーパーを中心に、18店舗で売られていたという。

 また、東京都から情報提供を受け、ジェイティフーズから、ひとくち餃子が1587ケース(2万2218個)出荷されていることを確認。業務用の自主回収商品3384ケース(12品目)も出荷されており、搬出先などを調べている。

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