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2008年02月01日(金) 19時03分

日清、JT・加ト吉、統合方針維持 ギョーザ調査で協力朝日新聞

 日清食品の安藤宏基社長は1日、中毒事件の原因となった中国製ギョーザを販売したジェイティフーズの親会社JTなどと、4月に予定している冷凍食品事業の統合について、「既定路線に変更はない」と語った。記者懇談会で明らかにした。日清食品とJTは、JTが1月に買収した冷凍食品大手の加ト吉に、冷食事業を集約することにしている。

 安藤社長は「原因究明に時間がかかってはいけない」と述べ、事件の原因究明や品質管理体制の強化でJTに協力することも表明。具体的には、1日から滋賀県にある自社の検査機関で、JTが回収した冷凍食品の一部を検査し、薬物汚染の広がり具合などを調べる。中国・上海にも同様の検査機関を持つことから、今後は日本向け商品の検査体制の強化に利用してもらうことにも前向きという。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/business/update/0201/TKY200802010297.html