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2008年01月31日(木) 00時00分

県、相談窓口を設置読売新聞

中国製ギョーザで食中毒
店頭から撤去された冷凍食品の手作り餃子(30日午後9時ごろ、コープぐんま藤岡店で)

 中国製の冷凍ギョーザで食中毒症状が起きたことを受け、県は30日、県内で問題の商品を販売していたスーパーなどに対し、商品の撤去と販売していたことを告知するよう要請し、消費者の問い合わせに応じる相談窓口を食品監視課などに設置した。同日午後9時現在、この商品を食べて食中毒症状を起こしたケースは確認されていないという。

 問題のギョーザは、ジェイティフーズ(東京都品川区)が輸入した「CO・OP冷凍食品 手作り餃子」など。手作り餃子は、県内でも、生活協同組合コープぐんまの全14店の店頭や共同購入ルートで販売していた。

 コープぐんまは、29日夜にこの商品を店頭から撤去し、30日には共同購入での取り扱いも中止した。このギョーザと同じ中国の工場で加工された「とろ〜り煮込んだロールキャベツ」も共同購入のルートで販売していたが、ギョーザとともに取り扱いを中止したという。

 県によると、もう1品の「中華deごちそう ひとくち餃子」は、スーパーのベルクやユニー、アピタ、ヤオコーの店舗で販売されていたが、同日中に店頭から撤去されているという。

 前橋市昭和町の「コープぐんま・コープ昭和店」では、29日午後8時ごろ、本部の指示で陳列されていた13個を回収し、販売を停止した。同店が新装オープンした昨年10月23日以降、計81個を販売したといい、30日の報道の後、午後8時半までに8件の問い合わせが店に寄せられ、うち1件で商品を回収した。同店の店長は、「週に4〜5個は売れた。家にある場合は、食べずに連絡してほしい」と話していた。

 一方、この商品を扱っていなかった「イトーヨーカドー前橋店」でも、ジェイティフーズの冷凍食品を店頭から撤去した。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20080131-OYT8T00020.htm