中国産ギョーザを食べて中毒が起きた問題で３０日、県内のスーパーなどでも、農薬が検出された冷凍ギョーザ「ＣＯ・ＯＰ冷凍食品 手作り餃子」を売り場から撤去するなど、対応に追われた。
コープながの稲里店（長野市）では２９日、問題のあった「手作り餃子」を売り場から撤去した。売り場には、「日本生活協同組合連合会」が製造委託した商品で中毒が発生したことに対するお詫びと、購入した商品は食べずに返品することを求める文書が掲示された。
ホームセンターやスーパーマーケットを展開する綿半ホームエイド（長野市）は、「手作り餃子」と同じ工場で作られた「手包みひとくち餃子」を県内５店舗で販売していた。同社は３０日午後５時３０分ごろ、輸入元のジェイティフーズ（東京都）から連絡を受け、売り場から該当商品を撤去するよう各店舗に連絡。また、ジェイティフーズのすべての冷凍食品の販売を見合わせることを決めた。
松本市のイトーヨーカドーエスパ松本店も同日夕、売り場から冷凍ギョーザを撤去。また、「アップルランド」（本部・松本市）も、県内４６店のうち３店で「ひとくち餃子」を販売していたが、３０日夕までにすべて撤去。「ジェイティフーズ」の商品の販売を当面、中止することを決めた。
県食品・生活衛生課は、輸入元のある東京都に流通経路のリスト提出を求めており、リストが届き次第、各保健所の職員が販売している店舗に出向き、商品の撤去を指示する方針。必要に応じて、販売店舗などを公表するという。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20080130-OYT8T00794.htm