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2008年01月31日(木) 00時00分

県「絶対食べないで」 中国製ギョーザ撤去 県内でも読売新聞

 中国製冷凍ギョーザの食中毒問題で、県内でも対象商品が店頭から相次いで撤去された。保健所で相談を受け付けているが、今のところ健康被害の報告はないという。県は、情報収集を進めるとともに、絶対に食べないよう呼び掛けている。

 「手作り餃子」を販売していた金沢市玉鉾の「コープたまぼこ」では30日午後3時過ぎに日本生活協同組合連合会から連絡を受け、冷凍食品の陳列棚から撤去した。千葉県で食中毒があった2007年10月20日製造の商品はなかったが、店頭にあった全11袋を回収。同店には「購入したがどうすればいいか」などの問い合わせが相次ぎ、店員は「絶対に食べないで、廃棄してほしい」と対応に追われた。

 買い物をしていた金沢市入江、主婦山西智恵さん(44)は「冷凍食品はお弁当に使うこともあるので、買うのが不安になる」、金沢市東力、会社員大久保浩二さん(37)「一人暮らしなので、冷凍食品を買う機会も多い。安全対策をしっかりして、結果を消費者に説明してほしい」と話した。

 コープ北陸事業連合(金沢市)によると、同商品の共同購入(宅配)は、昨年9月以降行っていないという。このほか、JTFが自主回収を発表した品目は、県内のアル・プラザ2店舗で1品目、東京ストア(本部・金沢市)でも2品目を販売していたが、店頭から商品を撤去した。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20080130-OYT8T00874.htm