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2008年01月31日(木) 00時00分

県内も撤去相次ぐ県読売新聞

中国製冷凍ギョーザ
ジェイティフーズの商品が撤去されたスーパーの冷凍食品売り場(30日午後7時18分、鳥取市内で)

 ジェイティフーズ(東京都)が輸入した中国製の冷凍ギョーザを食べた千葉、兵庫両県の10人が食中毒症状を起こした問題で、県内でも30日、量販店が同社の商品を撤去する動きが相次いだ。

 鳥取市内に7店舗を持つエスマートでは、午後5時過ぎから全店に緊急連絡し、ジェイティフーズの冷凍食品すべてを撤去。境港市竹内団地の大型ショッピングセンター「プラント5境港店」も、午後6時半ごろに撤去した。板垣慎治店長(47)は「冷凍食品全体のイメージダウンが心配だ」と話した。県生活協同組合(鳥取市)によると、問題となった商品のうち「CO・OP冷凍食品手作り餃子(ギョーザ)」を2006年4月まで取り扱っていたが、現在は販売していないという。

 米子市内の主婦(52)は「中国産農産物の残留農薬が問題になってから、生産地のチェックに神経を使うようになったが、加工食品の安全性は輸入する商社が目を光らせないと、消費者には分からない」と話した。

 県は31日以降、県内での該当商品の流通を確認する方針。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20080130-OYT8T00655.htm