生協で販売されたジェイティフーズの中国製冷凍ギョーザを食べた兵庫、千葉両県の親子らが食中毒症状を起こした問題を受け、県内でも３０日、コープかがわ（本部・高松市）の１５店舗で販売されていた関連商品が店頭から撤去された。ほかのスーパーでもジェイティフーズの製品を店頭から回収するなど影響が広がった。県などによると、これまでに同じ商品を食べて食中毒症状など、健康被害を訴えた人はいないとしているが、消費者からは「食の安全が、また信じられなくなる」などと憤る声が相次いだ。
コープかがわによると、同日午後３時ごろ、商品を供給する日本生活協同組合連合会（東京都）から電子メールで、中国の工場で製造した「ＣＯ・ＯＰ手作り餃子(ギョーザ)」「ＣＯ・ＯＰ本場中国肉餃子」「ＣＯ・ＯＰとろーり煮込んだロールキャベツ」の３商品を撤去するよう連絡があり、午後４時ごろまでにすべてを店頭から回収した。
各店舗では「今後このようなことがないように品質管理体制を強化し再発防止に努めます」とするおわび文が張り出され、買い物客らが不安そうに見ていた。
３商品を購入したことがあるという高松市内の主婦（７０）は「価格の割に味が良いというので買ったことがあったので信じられない。これからは中国の食品は買わないようにする」と不安げな様子。中国産の食品を買わないようにしているという別の主婦（５７）は「おもちゃなどでも問題が起きていたのでやっぱりという感じ。自分の身は自分で守るしかない」と話していた。県生活衛生課によると、報道を受けて、県内４保健所に問い合わせたが、食中毒が発生したとの報告はないといい、同課は「不審な点があれば近くの保健所に相談してほしい」と呼びかけている。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20080130-OYT8T00808.htm