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2008年01月31日(木) 00時00分

中国製冷凍ギョーザ問題、県内でも取扱店が撤去作業読売新聞

 中国製冷凍ギョーザを食べて食中毒症状となる人が相次ぎ、輸入した会社が自主回収を始めた問題で、県内では「生活協同組合コープかごしま」と、スーパー「ニシムタ」で、回収の対象となっている関連商品を取り扱っていたことが分かり、30日に店頭から撤去した。

 コープかごしまが撤去した商品は「CO・OP手作り餃子40個560g」と「CO・OPロールキャベツ2個×2袋」。県内18店舗のうち、ギョーザは17店舗、ロールキャベツは約10店舗で取り扱っていた。組合員の購入記録から、1月に入ってから、ギョーザ456点、ロールキャベツ97点を販売。現在、11月以降に問題の商品を購入した人に連絡して、食べないように注意を呼びかけている。

 鹿児島、宮崎、熊本県に計25店舗を展開するニシムタは与次郎店(鹿児島市)や人吉店(熊本県人吉市)など鹿児島、熊本両県の少なくとも5店舗で「中華deごちそう ひとくち餃子」などを撤去した。

 同社の植松義孝・管理本部長は「現在、どの店舗でどの商品を取り扱っていたかなど詳細を確認しているところ。今後、店頭で購入したお客様への注意を呼びかけるとともに、まだ食べていないお客様に対しては払い戻しにも応じたい」と話す。

 県生活衛生課によると、これまでに対象商品を食べたことによる健康被害の情報は入っていないという。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20080131-OYT8T00320.htm