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2008年01月31日(木) 22時03分

<監禁暴行>日系人に2審も懲役4年 東京高裁判決毎日新聞

 埼玉県深谷市で07年1月、日系ブラジル人グループ「タンダーキャッツ」メンバーら10人と無職男性(当時24歳)を車で連れ回し、暴行したとして、監禁、傷害、加重逃走未遂罪などに問われたブラジル国籍で群馬県伊勢崎市境三ツ木、鉄筋工、ダロスト・マルセロ・ヒデキ被告(26)の控訴審で、東京高裁(永井敏雄裁判長)は31日、懲役4年とした1審・さいたま地裁熊谷支部判決(07年10月)を支持し、被告の控訴を棄却した。

 弁護側は「主導的立場になかった」などとして刑が重すぎると訴えたが、判決は「各証拠から、被告が共謀者の行為を誘発し、暴行を容認していたのは明らか」とした。

 また、警察官が落とした手錠の鍵を拾い、逃走を企てた加重逃走未遂罪について弁護側は、「警察の管理不足が逃走につながった」と主張したが、判決は「酌むべき事情」としたものの、「量刑が重すぎて不当とは認められない」と退けた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080131-00000160-mai-soci