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2008年01月31日(木) 22時04分

回収ギョーザで殺虫剤検出 コープネット東京新聞

 中国製ギョーザによる中毒で、生活協同組合連合会コープネット事業連合(さいたま市)は31日、千葉市稲毛区の被害者から回収したギョーザを第三者機関で検査した結果、有機リン系の殺虫剤「メタミドホス」が検出されたことを明らかにした。

 コープネットによると、下痢や嘔吐で稲毛区の母子2人が救急搬送された昨年12月28日、「コープ花見川店」(同市花見川区)が被害者側に頼み自宅からギョーザ4個を回収、食品環境検査協会(東京)に検査を依頼した。協会は当初、細菌や臭気の有無に限定して検査したため、有機リン系の成分検出には至らなかったという。

 コープ側が1月16日、被害者側に検査結果を説明した際、新たにギョーザ7個を回収。協会は29日に千葉県警から「有機リン系の物質が含まれている」と連絡を受けたため内容を変えて検査したところ、31日にメタミドホスが検出されたという。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008013101000958.html