記事登録
2008年01月31日(木) 12時07分

食品自主回収の動き広がる マルハ、日ハム、日本食研東京新聞

 マルハは31日、中国製ギョーザによる中毒に絡み、問題を起こした中国の「天洋食品」で製造された原料を使ったレトルト食品2商品を自主回収すると発表した。

 同じ理由で、日本ハムは業務用に販売しているソーセージと豚バラぐし、日本食研(愛媛県今治市)も業務用商品「アスパラベーコン巻」の回収に乗り出すなど、食品業界で自主回収の動きが広がった。

 いずれも健康被害は確認されていないが、各社は「食の安全性を確保するために、念のため回収する」と説明している。

 マルハが回収するのは「金のどんぶり お手軽一品!牛丼 110g」と「金のどんぶり 牛たま丼 180g」。天洋食品で製造された牛肉を、商社の松田産業(東京)を通じて購入し、国内でレトルト食品に加工している。

 日本ハムは回収対象となるソーセージ月約3トン、豚バラぐし月約1トンを卸売業者に販売していた。日本食研の「アスパラベーコン巻」は、首都圏から中部のスーパーや外食企業など91社に昨年11月から卸し、約112ケース(2万2400個)を販売した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008013101000210.html