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2008年01月31日(木) 21時23分

<中国製ギョーザ>双日食料関係者が調査のため北京入り毎日新聞

 【石家荘(中国河北省)大塚卓也】中国製冷凍ギョーザで中毒症状が出た問題で、石家荘市の「天洋食品」と取引がある日本の双日食料などの関係者が31日、北京入りした。

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 関係者は2月1日、冷凍ギョーザなどの加工過程を調査し、安全管理面に問題がなかったどうかを調べる。

 日中外交筋によると、天洋食品は、冷凍ギョーザの製造、冷凍、袋詰めを請け負っていた。また、河北省公安当局が、30日から工場で立ち入り調査を開始し、31日には工場内の資料を押収した。

 有機リン系農薬成分「メタミドホス」がパッケージから検出された冷凍ギョーザは、日本の警察当局の調べでは外側から混入した可能性は低いとみられている。このため、天洋食品での加工段階で入ったとの見方が有力だ。

 関係者は中国当局の協力を得て天洋食品の工場に入り、原料の野菜などに残留農薬が付着していなかったかどうか、加工過程でメタミドホスが混入した可能性はないか−−などについて調査する。

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