2008年01月31日(木) 19時01分

中国高官が「遺憾の意」表明＝ギョーザ中毒で高村外相に（時事通信）

　高村正彦外相は31日午後、外務省で中国の何亜非外務次官補と会談した。外相は中国製冷凍ギョーザによる中毒問題について「食の安全は日中両国民にとって大切だ。徹底的に原因究明してほしい」と要請。次官補は「大変遺憾だ。被害者に心からお見舞いを申し上げる」と表明するとともに、再発防止への取り組みを約束した。
　次官補は、4月にも予定される胡錦濤国家主席訪日の準備のため30日に来日した。外相は会談で、ギョーザの薬物混入経路の解明や再発防止策に関し、中国側の対応を要請。次官補は「中国側もこの件を大変重視している」と応じた。また、問題の企業に生産や輸出の停止、出荷した製品の回収を指示するとともに、警察当局が捜査に着手したと説明した。　

【関連写真】 〔写真ニュース〕中国製ギョーザ問題で厚労省が会見
【関連写真】 〔写真ニュース〕JT、計23品目を自主回収
【関連写真】 〔写真ニュース〕各社、撤去に大わらわ-中国ギョーザ騒動
【関連記事】 残留農薬対策で協力と福田首相=舛添厚労相、再発防止策徹底-参院予算委

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080131-00000151-jij-pol