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2008年01月31日(木) 14時19分

<中国製ギョーザ>愛知・常滑でも2歳男児中毒か毎日新聞

 冷凍ギョーザの薬物中毒事件発覚を受け、東海地方でも健康被害の相談が保健所や生協などに相次いだ。

 愛知県によると、常滑市の2歳男児が1月中旬、冷凍ギョーザ「中華deごちそう ひとくち餃子」を食べ、吐き気や食欲不振を訴えていた。31日、薬物中毒事件を報道で知った家族が知多保健所に届け出た。商品は家に保管されており、保健所が検査する方針。既に回復しているという。豊田市にも31日、「中国産冷凍ギョーザを食べたら、1月中旬ごろから家族が腹痛や発熱を訴えた」との電話があった。

 「めいきん生協」など東海3県の4生協で作る東海コープ事業連合(名古屋市)によると、31日朝までに、生協の店頭で「手作り餃子」を購入した組合員数人から、「お腹をこわした」などと体調不良を訴える声が寄せられたという。商品との因果関係は不明だが、同連合は聞き取り調査を急ぐ。同連合によると「手作り餃子」は加盟生協23店で計6445袋販売されていた。

 また、名古屋市には各保健所を通じて30日夜から31日朝までに、「中国製の冷凍ギョーザを食べたが、大丈夫か」などとする問い合わせが3件寄せられた。自主回収の商品に該当しないか確認中だが、被害の報告はないという。【安達一正、影山哲也】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080131-00000070-mai-soci