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2008年01月31日(木) 12時04分

中国製ギョーザ中毒:県内の3生協、355個を宅配販売 商品を自主回収 /福島毎日新聞

 中国製冷凍ギョーザを食べた千葉県などの消費者が中毒症状を訴えた問題で、県内では「コープふくしま」など3生協が28〜30日に、商品355個を宅配販売していたことが分かった。これまでに健康被害の報告はないという。各生協では購入した会員に対し、食べないよう電話で呼びかけると共に、商品回収を進めている。
 各生協によると、商品は昨年10月20日製造の「CO・OP手作り餃子」(40個入り)。各生協がカタログで組合員から注文を取り、「生協連合会コープ東北サンネット事業連合」(仙台市)に注文。同連合が各家庭に配達した。販売数の内訳は▽「生活協同組合コープふくしま」(福島市)281個▽「コープあいづ」(喜多方市)60個▽「福島県南生活協同組合」(白河市)14個。
 またヨークベニマル(本社・郡山市)でも、問題のギョーザと同じ工場で製造した冷凍食品「豚肉のごぼう巻き」を取り扱っていたとして、全149店に自主回収を指示した。福島市内のある店舗では、冷凍食品売り場に「お知らせ」の張り紙が掲げられ、「JTフーズが回収することになりました。該当商品をお買い上げされたお客様はお申し付けください」などと呼びかけていた。【関雄輔】

1月31日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080131-00000085-mailo-l07