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2008年01月31日(木) 12時01分

天洋食品から19社輸入=ギョーザ以外も販売中止要請−厚労省時事通信

 中国製冷凍ギョーザによる中毒問題で、過去1年間に製造元の「天洋食品」(中国・河北省)から冷凍ギョーザ以外の食品を輸入していた国内の業者が19社に上ることが31日、厚生労働省の調査で分かった。同省は、これら輸入業者と取引した業者の特定を進め、消費者に至るまでの流通経路を解明する。
 19社には、中毒の原因となった冷凍ギョーザを輸入していたジェイティフーズなど計3社も含まれている。過去1年間に天洋食品から輸入された食品の総量は、冷凍ギョーザ約1300トンを含め約3800トン。冷凍ギョーザ以外の食品で健康被害の報告はないという。
 冷凍ギョーザ以外の食品は、肉まんや豚カツ、ソーセージ、ビーフジャーキーなど16製品。同省は、念のための措置として、天洋食品が製造した冷凍ギョーザ以外のすべての食品も輸入を認めないよう全国の検疫所に指示。また、19社に対し、冷凍ギョーザ以外の食品を自主回収するよう都道府県を通じて求めた。 

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