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2008年01月31日(木) 11時40分

<中国製ギョーザ>詳しい成分分析急ぐ 千葉県警毎日新聞

 中国産冷凍ギョーザによる薬物中毒事件を捜査している千葉県警は、新たに千葉市稲毛区の女性(36)が食べて中毒症状を起こした残りのギョーザを入手し、分析を急いでいる。県警がこれまでに分析したのは、同県市川市の飲食店の女性(47)方で入手した、ギョーザの含まれた吐しゃ物と包装で、いずれからも殺虫剤「メタミドホス」を検出している。

 このギョーザは、女性から連絡を受けたコープ側が事件発生直後に回収し、検査機関に分析を依頼したものの一部。コープ側の検査では食中毒の原因を特定できなかったが、県警が抽出データの提供を受けて解析し、有機リン系毒物が混入していたと判断した。

 県警は詳しい成分分析が必要と判断して、残っていた現物の提供を受けたという。近くギョーザを鑑定して、含まれている成分を特定する。【山本太一】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080131-00000043-mai-soci