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2008年01月31日(木) 01時19分

京滋の店舗、商品を撤去 中国製ギョーザ問題京都新聞

 中国製の冷凍ギョーザから殺虫剤が検出された問題で、京都府と滋賀県の一部の生協やスーパーで問題の商品を取り扱っていたことが分かった。商品は撤去され、体調不良などの訴えは今のところ出ていないという。
 滋賀県の調査では、「コープしが」(本部・野洲市)の6店のうち3店で「CO・OP手作り餃子」を取り扱っており、この日までに計102個を販売していた。コープしがによると、3店では商品を撤去するとともに、履歴を調べて購入者に電話で注意を呼び掛けているが、体調不良などの訴えはないという。県食の安全推進室は「コープしが以外でも扱っている可能性がある」として、引き続き調査している。
 京都府、京都市によると、京都生協の店舗では「CO・OP手作り餃子」は取り扱っていないことが確認された。スーパーでは、京都と滋賀で計12店舗を展開する中堅のイズミヤ(大阪市西成区)が、「中華deごちそうひとくち餃子」を京滋の10店舗で販売していたため、該当商品を売り場から撤去した。
 府と京都市は、他のジェイティフーズの回収対象商品についてもスーパーなどに問い合わせ、流通状況を調べているが、自主的に撤去している店もある。「今のところ問題の商品で体調を崩したとの報告はない」(京都市保健福祉局)という。引き続き、各保健所などを通じ詳しく調査する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080131-00000001-kyt-l26