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2008年01月30日(水) 10時00分

浅草に人力車乗り場設置=町と共存へ、きょうから−歩道駐車の現状踏まえ・警視庁時事通信

 東京・浅草の雷門周辺の歩道で、客待ちしている観光人力車が通行の妨げになっているとして、警視庁は30日、人力車専用の駐車帯を設置した。駐車帯は専用の乗り場となり、この場所以外での駐車を禁止する。
 人力車は京都や鎌倉などの観光地でも走るが、警察当局の規制でこうした駐車帯を設けるのは現在では例がないという。
 浅草の観光人力車は約10年前に登場し、8業者の56台が営業。歩道に20台近くが駐車し、10分2000円などで歩行者に乗車を呼び掛ける。
 地元などからは「新しい観光の目玉」と評価する一方、「歩道に駐車して迷惑」「勧誘が過剰では」との意見が出た。
 人力車は道交法では自転車と同じ「軽車両」で、歩道の駐車は違法だが、国際化の影響で、浅草を訪れる外国人観光客も増え、歩行者の安全も課題になっていた。 

【関連写真】 〔写真ニュース〕浅草の雷門通りに設けられた観光人力車の専用駐車帯
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080130-00000041-jij-soci